Business/Economics
- 2020-07-26
- 2022-06-19
R-word Index (Q2 2020)
定点観測しているこの指標ですが、コロナの影響が見え始めていた前回からさらに悪化し、トレンドが明確になりました。内閣府は、2012年12月から始まった景気回復局面は、2018年10月に終わったとする公式見解を発表するようです。「不況」という言葉が日経新聞記事に登場した回数は、2019年に入って明らかにレベルが変わっていますので、景気動向を示すインデックスとしては見ておく価値がありそうです。 ここ3ヶ […]
- 2020-04-12
- 2020-08-23
首都機能移転という公共投資
政府は、新型コロナに伴って減速するであろう経済を下支えすべく事業規模108兆円の経済対策を取りまとめました。GDPの2割というとそれなりの規模に聞こえますが、GDPに直接的に効いてくるいわゆる「真水」は20兆円程度と言われており、何とも心許ないと感じます。108兆円という規模の資金を使うなら、困っている人の資金繰り支援に使った残りを是非、東京の一極集中是正という国の形の転換に使ってほしい。 1.東 […]
- 2020-04-12
- 2022-06-19
R-word Index(Q1 2020)
以前このブログで、英エコノミスト誌が定期的に発信している「R-word Index」という指標を紹介しました。Recession(不況)という単語が主要紙に何度登場したかを四半期ごとに計ったもので、因果関係はともかく、計測値と景気動向には相関があると言われています。元祖「R-word Index」はワシントン・ポストとニューヨーク・タイムスに登場する単語をカウントしたものですが、下表は日本経済新聞 […]
- 2020-03-22
- 2020-03-22
新型コロナウイルス対策-Imperial College London論文
医学で世界トップに位置する英国のImperial College Londonが2020年3月16日に発表した論文が、主要国の政策に影響を与えています。ワクチンや医薬がない前提での影響をシミュレーションしたものです。 日本の報道では封じ込め(Suppression:下記日本語要約では「抑制」と表現)についての議論が活発に行われていますが、ここでは緩和(Mitigation)という考え方が示されてい […]
- 2020-01-27
- 2020-01-27
イノベーションのジレンマ
大企業の優れた経営者が破壊的技術に対応できていないという実証分析を行った名著です。ハーバードのクリステンセン教授が1995年に発表しました。今は「破壊的技術」という言葉に新しさはないのですが、若い時にこの言葉に触れて、大いに知的刺激を受けたことを覚えています。ソニーのウォークマンや、フィルムを代替するデジタル技術が代表例として示されていました。今や、いずれもAppleのiPhoneに代替されていま […]
- 2019-06-05
- 2022-06-19
NHK受信料について
引越をすると腰を落ち着けるまもなくNHKの受信料徴収員がやってきます。どこから情報を得ているのかわかりませんが、隣で見ていたかのごとく非常に早い。全国でこのような徴収が行われているのかと思うと、徴収にどれだけのコストが割かれているのか気になってしまい、税金化して徴収コストを節約すればいいのにと思ってしまいます。しかし税金案に対しては、時の政権や政府から言論の自由に対する圧力がかかる云々という決まり […]
- 2019-05-26
- 2019-05-26
世界的な失業率低下傾向について
“Unemployment numbers best in 51 years. Wow!” tweeted Donald Trump, America’s president, last month. Theresa May, the British prime minister, bragged in February that “employment is at a near-record h […]