岡山シーガルス渡邊選手のプレーを全日本で見たい

先日、岡山シーガルスを応援するブログを書きました。シーガルズはその後ファイナル8を勝ち進み、決勝でJTマーヴェラスとフルセットの熱戦を演じ、惜しくも準優勝でシーズンを終えました。前評判は決して高かったと言えず、レギュラーシーズンでいくつも取りこぼしがありましたから、この最終成績は河本マジックといっていいと思います。シーズン終了後に発表された全日本メンバーには、岡山シーガルスから宮下遥選手と及川真夢選手が選ばれました。ところがOH(アウトサイド・ヒッター)で金田修佳選手や渡邊真恵選手の名前がありません!大人の事情をいろいろ詮索する前に、シーズンのスタッツを確認することにしました。

下表は、2019-2020プレミアリーグのレギュラーラウンドで、アタック決定率50傑に入った選手のうち、外国人選手を除くOHポジションの選手を抜き出して、得点数、決定率、失点率の各順位を合計し、合計数値の小さい順に並べたものです。やはり渡邊選手と金田選手が上位にランクされます。全日本に選ばれた選手は当然上位にランクされているのだろうと思って数字を拾いましたが、全くといっていいほどそのような傾向を読み取ることはできず、むしろ、下位の選手が多く選ばれています。実績数値からすれば、古賀選手、石井選手、鍋谷選手、新鍋選手のうち2人減らして、渡邊選手と金田選手、特にサウスポーで全日本メンバーにないタイプの渡邊選手を選ぶべきでしょう?

チーム代表得点数順位決定率順位失点率順位順位合計
渡邊真恵岡⼭シーガルズ3137
金田修佳岡山シーガルス15511
井上愛⾥沙久光製薬スプリングス67114
窪⽥美侑⽇⽴リヴァーレ174829
⽯川真佑東レアローズ232631
佐々⽊岡⼭シーガルズ426232
⽥中瑞稀JTマーヴェラス1212933
柳⽥光綺NECレッドロケッツ2221034
堀⼝あやかPFUブルーキャッツ1019635
琴奈JTマーヴェラス891835
吉野優理埼玉上尾メディックス562435
⻑内美和⼦⽇⽴リヴァーレ7151638
⼯藤デンソーエアリービーズ20111142
上坂瑠⼦⽇⽴リヴァーレ9162045
貞包⾥穂ヴィクトリーナ姫路1825447
間橋⾹織KUROBEアクアフェアリーズ2120748
津賀菜緒PFUブルーキャッツ16211350
内瀬⼾真実トヨタ⾞体クインシーズ19141750
古賀紗理那NECレッドロケッツ11271452
⽯井優希久光製薬スプリングス13241552
鍋⾕友理枝デンソーエアリービーズ23181253
中元デンソーエアリービーズ14132754
曽我啓菜NECレッドロケッツ2582255
金杉由香ヴィクトリーナ姫路15222360
浮島杏加⼦KUROBEアクアフェアリーズ26102864
新鍋理沙久光製薬スプリングス24231966
藪⽥美穂⼦トヨタ⾞体クインシーズ28172974
和才奈々美PFUブルーキャッツ27292177
⾇⽥紗淑KUROBEアクアフェアリーズ29282582

時間があるときにJVAの財政収支をレポートしようと思いますが、入場料収入とか放映権収入が少なく、強化費捻出が厳しい財政です。執行部は人気ある選手を選びたいと考えるのかもしれませんが、スポーツでは明確に論理が逆で、実績を作る選手が人気を得るのです。オリンピックに向けて積み上げてきたものがあるのかもしれませんが、男子はともかく女子は結果が伴っていない訳で、実績重視で全日本追加招集を考えてほしい!

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