工作機械受注 5カ月連続前年比割れ

景気動向を見るうえで重要な先行指標のひとつ工作機械受注が、5カ月連続で前年同月比割れし、2月は29.3%減でした。2018年は過去最高の2兆円の大台を窺っていたことから、多少の反動減は楽観論の範疇でしたが、そろそろ景気減速への懸念をコンセンサスとすべき状況のようです。

2019年3月12日 日経朝刊 3面より

工作機械は、モノを作るための機械なので、工作機械メーカーへの注文は、企業側のモノの需要見通しに大きく左右されます。最近のニュースから思い当たる節を拾うと、iPhoneの販売は不振らしいし、中国の自動車販売台数は前年比減少に転じたし、米中貿易戦争の影響で中国で設備投資が弱含んでいるという話も聞いています。既に、一致指数には陰りが見えていますから、もう一段弱含むというシナリオを想定すべき状況です。今年10月の消費税引き上げには慎重にならざるを得ない状況になってきました。この状況では、早晩、まさかの先送り論が台頭してくると思います。ここ1-2か月の株価次第ですね。

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