サイエンス好きの僕は、この画像について語らずにはいられません。なんと世界で初めて撮影に成功したブラックホールの画像らしい。世界各地にある8つの電波望遠鏡を使ってX線を観測し、それを画像化したものとのことですが、そもそも光をも吸い込んで出てこられないブラックホールから、光の一部ともいえるX線だけどうやって出てきているのでしょう。
調べてみますと、このX線は中から出てきている訳ではなく、近くにある恒星から放出されたガスがブラックホールに吸い込まれている途中で超高温に加熱され、そこから出ているものとのことです。可視光線も出ているらしいのですが、わずか過ぎて観測に適わず、X線を拾っているらしい。とはいえ、こちらも微量ですから電波望遠鏡を何台も用いないといけない。そうなると時間を正確にあわせるとか角度を補正するとか、いろんな調整が出てきます。こんなに綺麗な円形が出てくるとは本当に驚きです。
ちなみにこのブラックホールはM87星雲にあるとのことです。ウルトラマンの故郷は、もともとM87星雲でしたが、台本の誤植でM78星雲になったと聞きました。ますます興味をそそります。