コンピュータの生みの親と言われるアラン・チューリングの生涯を描いた実話です。スパイ物映画が好きなので、当然お気に入りに入ります。第二次世界大戦当時、ドイツ軍の進撃を支えた暗号技術エニグマ解読という国家機密ミッションを軸に、成果が出ない状況に対するプレッシャー、チームメンバーとの衝突、恋人の存在とゲイであることの悩みという、アランの人間的な部分がストーリーになっていて、コンピュータを発明した偉大な先人だという先入観は砕かれます。
新しいものを生み出す人は、信念を築くまでとことん努力をした人ですが、それだけではなく、仲間に恵まれた人でもあります。彼の人間的な部分が仲間を引き寄せたのでしょう。
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