- 2024-11-04
- 2024-12-15
税金の使われ方(財務省の資料から)
自民党の総裁選、その後の衆院選、与党が過半数を得ていない国会運営を通じて、特に年収の壁や増減税など、税制政策が活発に議論されています。企業財務出身の私としては、特に日本の税金の使われ方に大変興味があり、財務省の資料をいくつか引っ張り出して少し調べてみましたので纏めておきます。 まず、日本の所得税(+住民税)の水準についての国際比較を見ると、日本の税率構造は複雑に階層化されていて累進性が高く、最低税 […]
自民党の総裁選、その後の衆院選、与党が過半数を得ていない国会運営を通じて、特に年収の壁や増減税など、税制政策が活発に議論されています。企業財務出身の私としては、特に日本の税金の使われ方に大変興味があり、財務省の資料をいくつか引っ張り出して少し調べてみましたので纏めておきます。 まず、日本の所得税(+住民税)の水準についての国際比較を見ると、日本の税率構造は複雑に階層化されていて累進性が高く、最低税 […]
財務省の介入、日銀による異次元緩和の修正、8/5の日経平均の4,451円28銭(12.8%)の下落から、8月の為替市場は160円台から140円台半ばへと大きく円高ドル安に振れました。為替市場の混乱と時期を同じくして発表された予想を下回る米国経済指標が米国株価の下落を助長しました。その後、8月末には米国株は完全に戻り、日本株もほぼ下落前に戻りました。しかし、為替は140円台半ばに水準が変わってしまい […]
ユーロがデジタル通貨の導入を割と真面目に検討しているらしい。ユーロという通貨は、今年から採用されているクロアチアを含め20の国家で用いられています。1999年に始まった通貨統合の試みは、2008年のリーマン・ショック、2015年のギリシャ危機を乗り越えて、次のステージを模索している。通貨発行権を有する中央銀行は、決済機能を提供するほか、金融政策によって物価に対する相対的な通貨価値をコントロールし、 […]
2021年3月12日、楽天が日本郵政との資本提携を発表しました。日本郵政から1,500億円の出資を受け入れるほか、ウォルマートやテンセントからも出資を受け入れ、楽天にとって総額2,400億円程度の増資になるようです。このサプライズに株式市場は好反応を示しました。増資により得た資金はいうまでもなく、新規参入する携帯電話事業への投資資金として使われることになります。 この提携発表から1年以上が経過しま […]
バイデン政権が2兆ドルの経済対策を打ち出したことを契機に、米国10年債の利回りが0.5%水準から1.6%まで上昇しました。各国で集団免疫獲得によるコロナ禍収束のシナリオが漸く現実味を帯びてきたことから、失業による需給ギャップを許容する経済運営から、雇用正常化に舵を切りました。失業が許容されると、企業は一時的に利益を出しやすくなりますから、株価は一時的なバブル状態を呈していましたが、徐々に落ち着いて […]
2021年2月11日に行われた朝日杯将棋オープン戦決勝トーナメントでは、藤井聡太2冠が準決勝で渡辺明名人に対して、決勝で三浦弘行九段に対して、いずれも見事な逆転勝ちを収め優勝しました。 「逆転」というからには、藤井さんが劣勢の局面があったわけで、昨今はそれが将棋AIが計算する「評価値」でわかるようになっています。実際、準決勝渡辺戦では99%、決勝三浦戦では98%、終盤に「藤井さんの負け」と判断され […]